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検査結果の説明

検査結果の説明(血液・尿)

健診結果はいかがだったでしょうか?健康診断結果の参考にしてください。
※項目名をクリックすると説明が表示されます。再度クリックすると閉じます。

血圧

心臓から送り出された血液の血管にかかる圧力を測定します。高血圧が続くと、動脈硬化により脳卒中、心臓病、腎臓病などいろいろな病気を引き起こします。 ※肥満を防止し、減塩など食生活の改善を心がけましょう。

血液一般

体内に細菌や異物が進入して炎症を起こした時や血液の病気で、増加したり減少したりします。

赤血球に含まれる血色素は、主に全身に酸素を運ぶ働きがあります。この成分が不足した状態が貧血です。

低値の場合は鉄欠乏性貧血、再生不良性貧血などが疑われます。

蛋白質、鉄分、ビタミンCを多く摂取することを心がけましょう。

出血を止める働きがあります。少なすぎると出血しやすくなり、多すぎると血栓ができて血管を詰まらせることがあります。

脂質

多すぎると、血管壁に沈着して動脈硬化を引き起こし、高血圧、心筋梗塞、脳卒中の原因となります。

多すぎると、動脈硬化が進行し、脂肪肝や急性すい炎の原因となります。また、食事の影響を受けやすい検査です。

悪玉コレステロールと呼ばれ、多すぎると血管壁に付着して動脈硬化が進行します。

善玉コレステロールと呼ばれ、余分なコレステロールを回収して肝臓に運び、動脈硬化を予防します。喫煙、運動不足、肥満で減ります。

LDLコレステロール÷HDLコレステロールで示される動脈硬化指数。高値であるほど動脈硬化が進み、心筋梗塞等のリスクが高まります。

肝機能

心臓、肝臓、骨格筋に多く含まれ、それらに障害が起きた時(心筋梗塞、肝炎、筋炎など)に高値になります。

そのほとんどが肝臓にあり、肝炎、脂肪肝などで高値になります。

アルコールの飲み過ぎや結石などの胆道系の障害が起きた時に高値になります。 ※週に2日は休肝日を!

胆道系の障害(胆石、胆道がんなど)が起きた時や、骨(骨腫瘍など)、腸の病気で高値になります。

肝硬変、肝炎、高脂血症、関節リウマチ、糖尿病、骨髄腫、膠原病、肺結核などで高値になります。

悪性腫瘍や心臓病(心筋梗塞など)、肝臓病(肝炎など)、血液の病気などで高値になります。

低値の場合は、肝障害、ネフローゼ、栄養不良が疑われ、高値の場合は、肝炎、多発性骨髄腫などが疑われます。

高値になると皮膚や白目の部分が黄色く見えるようになる「黄疸」が現れます。閉塞性黄疸、胆石症、肝臓病などが疑われます。

栄養状態を見る指標とされ、低値の場合は栄養不良、肝硬変、ネフローゼなどが、高値の場合は肝炎などが疑われます。

肝臓のみでつくられる酵素です。低値の場合は肝硬変、膠原病などが、高値の場合は脂肪肝、ネフローゼなどが疑われます。

陽性(+)の場合、B型肝炎ウィルスに感染している可能性があります。さらに詳しい検査が必要です。

陽性(+)の場合、過去にB型肝炎ウィルスに感染して、現在はB型肝炎ウィルスに対して免疫ができています。(B型肝炎ワクチン接種など)

陽性(+)の場合、C型肝炎ウィルスに感染している可能性があります。さらに詳しい検査をする必要があります。

糖尿病

尿中にブドウ糖が出ているかどうかを調べる検査です。陽性(+)以上の場合、糖尿病が疑われます。

血液中に含まれるブドウ糖を調べる検査です。高値の場合は糖尿病などが疑われます。また、食事をした後でも高くなります。

過去1~2ヶ月の平均的な血糖の状態がわかります。高値の場合は糖尿病の精密検査が望まれます。

《ご注意ください》平成25年度より健診結果のHbA1cの値が国際標準化されました。基準値が以前のJDS値と比べ、およそ0.4%高くなります。

※高血糖状態が続くと、網膜症(失明)、腎臓病、心臓病などの合併症が起きる危険性があります。

腎機能

尿中に血液が混入しているかどうかを調べる検査です。高値の場合は腎炎、膀胱炎、尿道炎、尿路疾患などが疑われます。

尿中の蛋白の量を調べる検査です。高値の場合は腎炎、尿路疾患などが疑われます。激しい運動の後も高値になります。

高値の場合は腎炎などの腎機能障害が、低値の場合は尿崩症、筋ジストロフィーなどが疑われます。

腎機能が低下すると高値になります。高値の場合は腎障害、消化管出血、脱水症が、低値の場合は肝硬変などが疑われます。

その他

血液中の量が増えると結晶となり、関節や腎臓に沈着して痛風、結石、腎臓病を起こしやすくなります。

唾液腺やすい臓に障害が起こると、アミラーゼが血液中や尿中にもれ出て高値になります。

急性炎症や組織障害に敏感に反応して急激に上昇します。炎症反応検査として用いられます。

ピロリ菌は胃の中にいる細菌で胃・十二指腸潰瘍、胃炎、胃がんなどの発病の原因といわれています。陽性(+)の場合、感染が疑われます。

心筋細胞に障害が起きはじめると血中に現れます。病気の進行と共に血中濃度が高まるため、心不全の早期診断と病態把握に用いられます。

老廃物を尿へ排泄するなどの腎臓の働きを推算するものです。20歳頃の健康な人を100とし、値が低いほど腎機能の低下を示します。

腫瘍マーカー

がんが発生すると、がん細胞は特殊な蛋白質や酵素、ホルモンなどをたくさん作り出します。このような物質が血液中や尿中にどのくらい含まれているかを調べる検査です。ただし、良性の病気でも血液中や尿中に含まれている(陽性反応)場合があるため、主にスクリーニング(ふるいわけ)検査として利用されます。
あくまで他の検査結果と合わせて総合的に判断する材料となるものです。

検査項目名 対象
PSA 前立腺がん、前立腺肥大症など
ペプシノゲン 胃がん、消化器系がん、萎縮性胃炎など(精密は胃内視鏡を)
CEA 消化器系がん、乳がん、卵巣がんなど
CA19-9 すい臓がん、胆道がん、消化器系がんなど
AFP 肝臓がん、肝硬変、肝炎など
CA125 子宮・卵巣がん、子宮内膜症など

※多くの検査は、異常のある方を大まかに選ぶためのふるいわけ(スクリーニング)用です。
※「要精密検査」の項目は、速やかに医療機関を受診してください。また「異常なし」の項目でも、自覚症状等がある場合は医療機関にご相談ください。
※主治医のもとで治療している項目があれば、検査結果にかかわらず、主治医の指示に従って治療を継続してください。
※基準値は医療機関によって多少異なることがありますのでご注意ください。
※この健康診断結果報告書の情報は健康管理の目的以外では使用いたしません。


検査結果の説明(その他)

肺結核、肺炎、肺がんなどの肺の病気や、心臓の状態(大きさなど)をみる検査です。
※レントゲン撮影時にボタン・プリント・金具のついた服を着用していた場合の陰影、ネックレス・湿布の陰影、 手術後の体内金具の陰影などがフィルム上にみられる場合は、「異物」として結果をお返しする場合があります。
※平成26年度より、判定方法を変更しました。先天性のもの、術後状態、明らかに治療の対象とならない軽度所見については、所見名を表示しつつも、「異常なし」判定として結果をお返しする場合があります。

バリウム(造影剤)を飲んで、胃の状態を撮影し、胃炎、胃潰瘍、十二指腸潰瘍、胃がんなどの病気をみる検査です。

乳腺の状態や、乳がんなどの病気をみる検査です。触診では発見できない早期乳がんを発見することができます。

心臓の状態をチェックします。不整脈、心筋梗塞、狭心症、心臓の肥大などを調べる検査です。

便の中に血液が混ざっているかどうか、主に大腸や直腸などの下部消化器出血の有無を調べる検査です。

眼底写真を撮影し、眼底の細い血管の状態から、高血圧、糖尿病、動脈硬化、眼疾患などの状態を調べる検査です。

胆のう、肝臓、腎臓などの腹部臓器に超音波を当てて、胆石、脂肪肝、のう胞などの異常を見つける検査です。

※心電図や聴診等の結果について、当日診察医より説明させていただく場合がありますが、後日専門医による総合的な判定を行うため、当日の説明と健康診断結果の判定が異なる場合があります。



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